元参議院議員 田中しげる

しげるレポート | 田中しげるの活動報告ブログ

中曽根元総理の白寿を祝う会
レポート 2017/06/05

 5月の半ばに、中曽根元総理の白寿を祝う会が都内で盛大に開かれました。ご承知のように「白寿」とは99歳を意味します。「百」の字から上の「一」を取ると「白」という字になることから99歳を白寿といいます。

挨拶する中曽根先生

挨拶する中曽根先生


 安倍晋三総理をはじめ麻生太郎副総理兼財務相、福田康夫元総理、渡辺恒雄読売新聞グループ本社主筆、三村明夫日本商工会議所会頭等々、政界やマスコミ界、経済界の錚々たる方々が集まりました。私も久しぶりに中曽根先生をはじめ、いろいろお世話になった方々にお目にかかることができました。渡辺恒雄主筆からは「元気か」と声をかけられ、そこにジェラルド・カーティスさん(コロンビア大学名誉教授)が参加され、三人でしばらく四方山話をさせていただきました。
中曽根先生と握手

中曽根先生と握手


 ところで、私が秘書として常に先生のお側近くで仕事をするようになったのは、先生が総理を退く頃からで、すでにそれから30年の月日が流れたことになります。99歳ですから正直先生もお年を召されました。もちろん私も同じですが・・・。ただ、先生の張りのある声には驚かされます。とてもとても99歳のお歳とは思えません。それと政治家としての使命感。これは少しも変わりません。

 5月3日の安倍首相の憲法改正発言から、憲法改正に向けて大きな歯車が動き出しました。憲法改正は、政治家中曽根康弘にとっては政治生命をかけた課題であり、政治家としての存在理由の一つでした。先生は当日のあいさつで次のように語っています。「新たな理想と理念を体現した憲法の下に、民族の力を結集し、世界に向かってこの国の未来を切り開いて行くべきだ」と憲法改正への変わらぬ意欲を示し、そして「この国をよりよくして未来へとつないでいく。それこそ人生の深い祈りにも似た願いだ。その強い思いをもって最後のご奉公に励み、自らの天命を全うする所存だ」

 先生は5月24日に文芸春秋企画出版より『国民憲法制定への道』を出版されました。本の内容は先生の憲法改正への道をたどったものです。憲法論議が盛んになりつつある今、憲法とは何か、なぜ改正が必要なのか、中曽根先生は憲法改正を訴えて何をして来たのか等々、改めて本を手にして多くの方々にも理解していただきたいとこの会に出席して強く思いました。

中曽根先生が大事にしてきた3つの縁

中曽根先生が大事にしてきた3つの縁


渡辺恒雄氏と握手

渡辺恒雄氏と握手


渡辺恒雄氏、ジェラルド・カーティス氏と談笑

渡辺恒雄氏、ジェラルド・カーティス氏と談笑


ジェラルド・カーティス氏と

ジェラルド・カーティス氏と

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