元参議院議員 田中しげる

しげるレポート | 田中しげるの活動報告ブログ

謹賀新年
レポート 2015/01/01

明けましておめでとうございます。今年の干支は羊です。世の安泰と平和に暮らす事を意味しますが、皆様にとって安寧で素晴らしい1年になりますように祈念申し上げます。

 

◆2015(平成27)年は・・・

 

・APPF(アジア太平洋議員フォーラムの)開催

APPFは中曽根康弘元総理のイニシアティブに基づいて、1993年に東京で設立されました。アジア太平洋地域の国会議員により柔軟に構成される非排他的なフォーラムで、アジア太平洋地域の政治、安全保障、地域協力などについて加盟各国の議員が討議する会議となっています。また、APPFは各国議員の交流の場でもあり、議員同士の信頼関係を強固にして地域の平和、安定、繁栄に貢献していくことを最終的な目的としています。

私は第1回大会の前の準備大会から関わってきましたが、2015年の第23回総会は、1月10日から5日間の予定でエクアドルの首都であるキトにて開催されます。私はエクアドル議会との打ち合わせのために、一足早く7日からキトへ向かいます。

これが本格的な2015年の仕事始めとなります。エクアドルの後はブラジルに寄る予定です。2015年は日本とブラジルの外交関係が樹立されて120年という節目の年にあたります。日系人の方たちと旧交を温めたり、また新たに友情・親交を深めてきたいと思っています。

 

・通常国会の始まり

2015年の通常国会は1月26日に開会の予定です。暑い南米から帰国してすぐ国会の準備です。暮れの衆議院議員選挙で与党が3分の2を超える議席数を獲得したことから、安倍首相は以前にも増して強いリーダーシップを発揮していくことになるでしょう。

隣国である中国、韓国、北朝鮮との間には外交軋轢(あつれき)があり、日本を取り巻く外交環境は厳しいものがあります。集団的自衛権の問題、日米ガイドラインの改定、さらに集団的自衛権の行使を明記した国家安全保障基本法案の取り扱いなど、様々な問題が待ち受けています。

安倍政権成立以来、安倍首相が推進してきたアベノミクス、第一の矢は金融緩和、第二の矢は財政出動、そして最大の難問である第三の矢である成長戦略ですが、今から正念場を迎えます。

この成長戦略は短期間で出来ることではありません。ある程度の期間が必要であるゆえに、将来像が見えづらい。地方創生、女性の社会進出を目指すにしても分かりづらい。

この成長戦略の本質としてあるのは、この国のあるべき姿、天皇制を持つ国家としてのあり方、即ち私たちのアイデンティティー、原風景・原体験を通した歴史と伝統文化を育んだ共同体であり、これらを守るがゆえに抜本的改革を断行していくという気概が必要であります。

この目標に立ちはだかっている難問、人口減少・少子高齢化社会への対策、社会保障制度の改革、財政再建、行財政改革、既得権益・岩盤規制の打破、明治維新以来続いた中央集権体制から地方分権への移行、自然災害への危機管理、資源食料確保の外交、科学技術の推進等々、新たな坂の上の雲を目指すためには、これらを解決していく、これが第三の矢へと繋がるでしょう。20年後、30年後を見通した国民の幸せを最優先する仕組みへと改革すべき時であります。

今年は、国家としての日本の進む方向がより明確になる年だと思います。どのような道を進むのか、1人の国会議員として国家の将来像を描きながら一つ一つ具体的な施策に臨んでいきたいと思います。

日本に生まれ育ち、一生を過ごしたいと言える「誇りのもてる国」
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